こんにちは!
今回は『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』を読んだので、その中で1番印象に残った部分を共有したいと思います。
これは経済学にあまり触れたことがない方にとっては目からウロコかもしれません。笑
デフレ下で国民全員が貯金に励んだら、デフレはさらに悪化する
「30歳までに1000万円貯金したい」と考えたり、親や友人から「貯金をしなさい」と言われることは一度はあるかと思います。
ネット記事にもファイナンシャルプランナー(FP)の方が「1年間で100万円貯金する方法」といった記事もたくさんありますよね。
なので、僕も貯金=素晴らしいというイメージが根付いていました。
デフレ下、特にコロナ架ではなおさら貯金したくなります。
こちらの本でも以下のように述べられています。
デフレ(需要不足)で不景気の時に、個人や企業が消費や投資を手控え、貯蓄に励むというのは、まったくもって経済合理的な行動
中野剛志. 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
貯金は経済合理的な行動だそうです。
しかし、国民全員が貯金に励んだら、需要の縮小を招き、人々をもっと苦しめてしまうようです。
本書では以下のように述べられていました。
個々の正しい行動でも、それが積み重なった結果、全体として、好ましくない事態がもたらされてしまう。このような現象を、経済学の用語で「合成の誤謬」と言います
中野剛志. 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
合成の誤謬、、聞き慣れない言葉ですよね。
個々にとって正しい行動を変えるのはなかなか難しい気がします。
この問題を解決できるのは政府だと主張されていました。
こちらの本はかなり分厚いのですが、興味を持っていただけたら、ぜひ読んでみてください。