こんにちは!
「日本」の読み方について、「にほん」と「にっぽん」があることはご存知だと思います。
「にほん」と「にっぽん」はなんとなく使い分けができているけど、そもそもなぜ2つの読み方は存在するのだろうか?
そもそもどのようにしてこのような言葉が生まれたのか?
今回は「にほん・にっぽん、この2つの言葉はどのように誕生したのか」についてお伝えしたいと思います。
池上彰さんの『おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? 』を参考にさせていただきました。
※歴史は今後の研究によって変わる可能性もあります。
「にほん」「にっぽん」の語源は安土桃山時代にあった!?
「にほん」「にっぽん」という言葉は安土桃山時代にまでさかのぼります。
安土桃山時代にポルトガル人が来日して、日本語とポルトガル語の辞書を作成しました。
この辞書には日本のことを「ニッポン」「ジッポン」「ニッフォン」という読み方がアルファベット表記でされていたそうです。
当時のポルトガル語の辞典によると、日常的な場では「ニホン」と言い、あらたまった場所では「ニッポン」と発音されていたということが書かれています。
池上 彰. おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? Kindle 版.
このように当時から「にほん」と「にっぽん」を使い分けていました。
「Japan(ジャパン)」という英語は中国由来!?
上記で「にほん」「にっぽん」はポルトガル語の辞書に由来したと説明しました。
Japan(ジャパン)については、本書で以下のように書かれていました。
ニッフォン、ニッポンという言葉が中国に渡り、中国はそれをジッポンと発音した。ジッポンがやがてジパングになり、ジャパンになっていったということです。だからジャパンの語源は実はニッポンなのですね。
池上 彰. おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? Kindle 版.
「ニッフォン、ニッポン」→中国へ→「ジッポン」→「ジパング」→「ジャパン」になっていっていきました。
つまり、「ニッポン」という呼び方が変わって「JAPAN(ジャパン)」になったということです。
Japanの名付け親は中国ということでしょうか。
以上、ありがとうございました!